2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

047:警(石畑由紀子)

警笛もきっとまぶしく見ただろう白線越えたあのつまさきを

046:常識(石畑由紀子)

常識にも旅をさせます手始めにロールケーキを縦に切ったり

ぐうぅ /「FRAGILE ONE」のお知らせ

「046:常識」難しいよぉ; 語感が硬いんだよぉぉ(悩) * * * さて、題詠blogを走っている私ですが、長年のメインワークは詩だったりします。こちらを見てくださるほとんどのかたは短歌オンリーかなとおもいつつ、先日発刊した本のお知らせをさせてください…

045:幕(石畑由紀子)

紅い血でひとを裏切る劇をみて幕間にきみの小指を噛んだ

鑑賞「014:煮」

1〜219首からのピックアップです。煮込んで煮込んで、おいしくなったり悩んだり、引き返せなくなったり、ひとり静かに決心したり。煮込まれてるものもさまざまでしたが、実際の料理が多かったかな。ちなみに私が煮たものは「胸のなかのうさぎ」でした。これ→…

044:わさび(石畑由紀子)

きもちよくなければきっと永遠だったかなしくないわさびしいけもの

043:係(石畑由紀子)

連弾のふたりの傍らで譜面をめくる係です 壁の花です

042:クリック(石畑由紀子)

どうしてもピッチの上がるメトロノーム恋をしてるの?クリッククラック

鑑賞「013:カタカナ」

1〜221首からのピックアップです。ぎこちなさであったり意味の軽さであったり閉塞感であったり嘘であったり、さまざまな含みを持たせながらも、圧倒的にみなさん何がしかをカタカナで発声させる歌を詠んでいらしたようにおもいます。その類似性のなかから突…