2011-03-03 鑑賞『005:姿』 鑑賞・題詠2011 こんにちは。春だけど、さむいね。『005:姿』TB1〜139のなかからのピックアップです。 ■ 活けられた野花のような伯母 後ろ姿を見せず病室を出る (星川郁乃) 入院生活にあるひとを的確に表現した直喩「活けられた野花のような叔母」がせつなくて。絵が浮かびます、この場所に妙に整えられて在ることの違和感、けれど花は花として可憐に咲いているんですね。「後ろ姿を見せず」には主体の、伯母を想うこころを感じます。