鑑賞『004:まさか』

お題ひとつ飛びまして『004:まさか』です。TB1〜136のなかからのピックアップです。わあーむずかしいお題だけど、おもしろくもありますね。ひねったものだと「たまさか」で詠まれたものが多かったです。多すぎて逆に印象に残りにくかったかも。あと、個人的には「たまさか」の響きは文語で活きるようにおもいます。


■ あまさから苦さへ至る道すじを君におしえるカラメルソース
   (紗都子)
あまい。苦みまで、濃厚なあまみ。自分ひとりで確認するんじゃなく「君に教え」ているからかもしれません。お題がものすごく自然に編まれていてすてきです。初句の「から」と結句の「カラ」でぐるり繋がる感じもいいですね。