鑑賞「087:麗」

ハロー、せかい、こちらはみぞれまじりの雪になりました。TB1〜162のなかからのピックアップです。


■  麗人はモディリアーニの細き首伏せて五月は鬱とささやく
   (みずき)
印象派絵画によわい私です。いいですね、モディリアーニの描く肖像画は麗人ということばが似合う。一見表情の乏しい顔には繊細な情報を注ぎ込まれている、面長にデフォルメされた顔、肩の線はほそく、どちらかに傾けた首。お歌のなかの麗人も、そのようにどこか物憂げで、五月は鬱…とささやきながら五月以外もきっとそのような影をつれているような、それでいて魅力的な女性なのでしょうね。