鑑賞「057:台所」

TB1〜120のなかからのピックアップです。


■ あかときの台所に立つ君の手がオムレツふわりとゆらす煉獄
   (高松紗都子)
このお歌は先月『純響社WEB』のコラムでピックアップさせていただきました。初句の「あかときの台所」(あかとき……夜明け前)で物語の予感をただよわせ、けどなんかあったかくてやわらかくっていいなぁ〜という幸福感あふれる描写のあと、結句で「煉獄」の衝撃です。見事な構成。そして、ここから見えてくるこころの風景は?

このお歌へのコラム、読んでみてもらえたら嬉しいです。


 ●『アトリエの庭から』第七回 あまやかな罪 —「題詠blog2010」鑑賞
  http://junkyosha.com/atrie/07.html