鑑賞「032:苦」

TB1〜135のなかからのピックアップです。ふう、やっとここまで来ました! 前回の『純響社WEB』でのコラムはこのお題から紹介させていただきました。


■ ふきのとうひとつ春子は噛みつきて苦みのことを母に教える
   (なゆら)
「苦み」がポイントです。舌はいろんな味を感知しますが、だからって例えば春子が花の蜜を吸って「おかあさん、甘かったよ」じゃダメなんです、この歌の風景は「苦み」じゃなきゃ成立しなかった。今回の題詠blogのお題に、この文字があってよかったなぁーって思わせてくれた一首です。出会えてよかった。なゆらさん、とりどりな「春子」の愛らしさをいつも楽しみにしています。
くわしくはリンク先のコラムをぜひ。↓

 ●『純響社WEB』コラム掲載作品。→ http://junkyosha.com/atrie/05.html